パズドラストーリーがどうしてこんなにもイマイチなのか

今年ももう終わりそうで頭髪からなめこが生えてきました御辞江丸です。

 

今回はよくある(?)独断と偏見で語るシリーズです。

 

リリースからはや7年経った「パズルandドラゴンズ」通称パズドラ

CDコラボの曲芸士で全てを狂わせたと言うことで有名なスマホゲームである。

 

そんなパズドラが今年の秋からストーリーモードをリリース。第1作目は人気キャラクターであるソニア編だった。

そして今月12月に第2弾としてのオーディン編をリリースし今に至る。

 

さてこのストーリーモードだが評価は分かれてはいるが全体的にはあまりウケてないのが現実である。

それは一体どうしてなのか?なぜキャラも豊富で人気であるはずのパズドラのストーリーがスベっているのかを考察していきたいと思う。

 

 

①もうすでに追加するのが遅い説

 

時は遡りフェス限という概念が生まれてしばらくした龍契士シリーズ(テュポーンやイルム等)が追加され始めた時期、公式からこんな感じのストーリーが細々と展開され始めた。

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一応ストーリーとしてはストーリーモードが追加されるずっと前から練られていたようである。

しかしこれの存在を知っているユーザーは公式サイトをじっくり見るユーザーくらいしかいないだろうというステルスっぷり。

推してけや。

 

ちなみにこのストーリーは今年の10月あたりで更新が消えている。

推してけや。

 

しかしこのストーリー、なかなか複雑に絡み合っていて普通に面白い。漫画や小説というより神話、三国志に近い面白さを持っていると思う。

こう考えると

このストーリーを見ていたユーザーらがいた時期にストーリーモードを追加していれば、文のみのストーリーにソニア達を絡めていけば一味違った面白さを展開させていくこともできたであろうし、どちらのストーリーの追加を楽しみに待つユーザーも生まれていたと思う。

 

そんな中、今頃ストーリーモードを追加したところで話を繋げたところで以前の内容を覚えてるますか?って聞いたら危ういため、ストーリーを絡めてもユーザーには「?」が浮かぶことだろう。

何より遅すぎた上にせっかくのストーリーを蔑ろにしているというのがとても大きいという説だ。

 

②そもそもキャラクターに愛着がなくなっている説

 

「いやさっき人気キャラクターとか言うてたやん」という言葉を押し殺してもらってから聞いて頂きたい。

この説は時期が遅かったというのにも少し絡みがあったりする。

 

ストーリーモードに追加されたソニア、そして緑おでんはリリース当時はとても性能が高いものだった。

ソニアに至っては呂布ソニアと呼ばれる悪魔+闇パが流行ったり、おでんに関しては激減のリーダースキルによって当初ラーのような固定ダメージを持っていないユーザーにとっては水、金ダンジョンでの救済にもなっていた。

この時期に追加していたとしたら、ユーザーからの愛着も相まって「ソニアたん可愛い」とか言われて話題になっていただろう。

 

しかし最近のパズドラの環境はどうであったか振り返って欲しい。

ここ2、3年、パズドラ運営はあることに注力してきた。コラボ企画である。

コラボ先のファンをイベントをきっかけにパズドラに引き込んで行こうという策だったのだろう。

なおそれが多すぎる。

2019年で復刻をふくめて少なくとも23個。

1ヶ月に2回ほどコラボしてる計算になる。

それだけならまだ良かったかもしれない。しかし問題はここからだ。

 

そのコラボの中で人権、または覇権を握ったキャラクターが多過ぎるところが問題だ。

リーダーだけでも沢山ある。

fateコラボでは衛宮士郎、闇セイバー等。

幽遊白書コラボの浦飯幽助

シャーマンキングコラボの麻倉葉。

キン肉マンコラボではキン肉マン

サンリオコラボでゼラキティ。

モンハンコラボではディアブロスミラボレアス、イヴェルカーナ。

進撃の巨人コラボではエレン・イェーガー。

妖怪ウォッチコラボではコマさん。

FFコラボではティファ。

チャンピオンコラボはキューティーハニー

ガンホーコラボは山盛りでゼータ、ライザー、花梨、オメガ。

マガジンコラボは沢村栄純。

北斗の拳コラボではラオウ

 

あまりにも多い。しかもこれはリーダースキルで高評価を得たキャラクター達であり、サブに編成するキャラクター、そして武器化すると更にコラボキャラの必要度は上がる。

 

こんな環境の中、現在ストーリーの主役となっているソニアと緑おでんを使っているユーザーが果たしているのだろうか?

否、物好き以外はありえない。

フレンドの貸出してるリーダーもほとんどがコラボ、または最近追加されたガチャ限に溢れた今、昔人気だったキャラクターのストーリーを見て誰が面白がるのか。

新しい進化先を作ってもコラボキャラに火力負けしてて誰が1から育成しようと思うのか。

 

こうなる前にストーリーやっとけば良かったですね。という説である。

 

③世界観が分かりづらい説

 

ここからはストーリーの内容に触れていく。

2章の冒頭。

何言ってんだこいつら感がすごい。

専門用語が多すぎて何が起きてるのかわからない。

わかるのは物語の流れがとりあえず世界の危機になってるねってことくらい。

正直読んでて「これ中学校卒業して暇になったから小説書き始めた高校生が書いた自己満小説か?」と思った。

まだなろう小説の方が世界観わかる。

 

こんなので読み手がついてくるかって話だ。世界観が伝わらないのは正直致命的だ。この後感情移入についても述べるが、物語の状況が分からなければ感情移入もクソもないのだ。

解説する時間が無いのは分かる。であるならなぜ過去に作ったストーリーを絡めていないのか?

使えよ前のストーリーを。

 

考えれば考えるほど粗が出てくるストーリー設計。

これから他のキャラクターの物語とクロスさせていくのなら、もう少し地盤をしっかりさせた方がいいのではないだろうか?

以上、世界観がわかりづらいから読む気も起きないよって説でした。

 

④そもそも感情移入ができない説

 

物語を作る上で必須なる要素は脚本、キャラクター設計はもちろんだが、何より主人公に感情移入ができるような設計にすることが基本だ。

そうでもしなければ感情移入はとても難しくなる。

僕に言われる感情移入をさせやすくする方法は以下の通りと言われている。

・主人公に努力をさせる

・主人公を不幸にする

後者は少し面白く、人間は自身より可哀想な目にあっている人間に対して感情移入がしやすくなるという特徴がある。

少なくとも主人公には苦労させる、これが感情移入の基本となる。

ちなみに最初から俺TUEEEE系の異世界転生ものに好き嫌いが大きくわかれたりしているのもこの感情移入が関わっているとされる。

 

さて、ソニアと緑おでんのキャラクターを見ていこう。

ソニアは自分ならいけるやろ系の天然。実際ストーリーモードでの形態の性能が性能なのでユーザーからは「何言ってんだこいつ」状態。

緑おでんは過去の戦いを乗り越えてキャラクター達と同窓会やってるような状態。

確かに苦労はしてきたのだろうが、主人公にするには成長過程が見られないためソニア編より感情移入は難しい。

 

どっちも主人公としてはイマイチ。正直ティラノス主人公にした方がいい。(なお性能)

 

ここまで言えばお分かりだと思うが感情移入をしづらいイマイチな主人公のチョイスであるため、そりゃイマイチに感じるよねという説でした。

 

これだけ説を挙げたがどこかしらその説当たってるでしょという実感はある。

 

どうすれば取り返すかって?

 

多分ない